平成29年度 林野庁補助事業 木を活かす学生課題コンペティションに多数応募いただきありがとうございました。2018年2月6日の審査委員会にて厳正なる審査の結果下記作品が入選されたことを発表いたします。
賞 |
応募部門 |
受付
番号 |
作品名 |
応募代表者 |
人数 |
学校名 |
専攻学科名 |
林野庁長官賞 |
木を活かす活動部門 |
1033
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ほたる荘-かやぶき古民家保全活用プロジェクト-
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富田 直樹
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15
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広島大学
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工学部第四類(建設・環境系)
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木を活かす学生活動大賞 |
木を活かす活動部門 |
1042
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地域活性化を担うものづくり |
小濱 光時
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14
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熊本県立大学
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環境共生学部
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木を活かす活動部門 |
1048
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Tree house Project
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高橋 瑞 |
25
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秋田県立大学
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建築環境システム学科 |
木を活かす活動部門 |
1051
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あつまるま
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宮奥 森伍
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19
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京都府立大学
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環境デザイン学科
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部門賞 |
木造建築物・工作物部門 |
1049
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Plant Plant Plant
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田中 俊平
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1
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東京造形大学
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デザイン学科
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ものづくり部門 |
1034
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二畳の茶室 幻曲庵
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木戸口 美幸
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9
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広島大学大学院
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工学研究科
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木質化空間部門 |
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該当なし
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木を活かす活動部門 |
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該当なし
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H29年度 受賞者一覧
H29年度のコンペティション審査結果(画像をクリックすると拡大されます。)
表彰式は、3月13日に木材会館で行われ、以下の6点が表彰されました。
■木を活かす活動部門 「ほたる荘-かやぶき古民家保全活動プロジェクト」広島大学 富田 直樹 他14名 |
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講評:
本年度は「木を活かす活動部門」への応募作品に優秀なものが多かった。なかでもこの「ほたる荘保全活動プロジェクト」は事業の目的と経過および成果が簡潔に述べられており、審査員が一致して最優秀なものと認めた作品である。
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■木を活かす活動部門 「地域活性化を担うものづくり」熊本県立大学 小濱光時 他13名 |
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講評:
人口減少が著しい熊本県五木村での地元産木材による木製品を核とした地域活性化の取組である。熊本県立大学学生を中心に、五木村での民・官・学の連携が構築されている点は高く評価できる。「熊本県立大学ものづくり工房」と「五木村ものづくり工房」と連携体制も本取組の特徴である。また、学生の創意工夫による商品開発や素材調達から商品販売までの流通システムの構築も高く評価できる。今後の本取組の継続的進展を期待したい。
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■木を活かす活動部門 「Tree house Project」秋田県立大学 高橋瑞 他24名 |
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講評:
10年以上前に学生の夢が地域の実務家と出会ったことから始まったプロジェクトである.活動を通じて,継続的に建築の観点から「現場」,木材の観点から「生産」や「材料特性」を学び,さらに建築物が地域や世代に持つ責任と可能性,森林という自然環境が有する豊かさと脅威にまで活動の意識が深く豊かに広がり続けている.活動者の楽しさを重要な基盤としつつ,社会的な貢献性も高く,非常に優れた活動である.私も一度「ツリーハウス」を訪ね,皆さんと未来を語り合ってみたいと感じている。 |
■木を活かす活動部門 「あつまるま」京都府立大学 奥宮森伍 他18名 |
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講評:
ハコ1ユニットとイス8ユニットから造られた移動可能な茶室である。おそらく2畳茶室から始まり、食事空間やミニステージと観客席などの用途を広げたものと見える。基本となる各ユニットが30×30、30×60、30×150の3種類のみで構成されている点、組立には篏合接続を使い、金物などを使用していないことが評価できる。木材利用として、なぜ、間伐材を利用したこの断面材が温暖化防止に有効であるのか、説明があると良かった。現地調査から中山間部に入り、地域の方との交流の中で、人が集まる場を現地で作り上げたことは、木を活かす活動大賞にふさわしい。 |
■ 建築物・工作物部門 「Plant Plant
Plant」 東京造形大学 田中俊平 |
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講評:
この建物は、工場地帯に立地し「周辺工場から排出される『訳あり商品』の直売所」で、地下に植物工場を有するらしい。「自然の神である『龍』をモチーフとした」とのことで、その思いは存分に形態に実現され、ダイナミックな形態が作られている。廃棄される訳あり商品に対して「怒る龍」なら、用途は廃棄物処理センターでもよかったかもしれない。ただ、ドラゴンボールなどのアニメで登場人物が脱兎の如く登場してくる場面、を想起するのは私だけであろうか。解説が分かりにくいのは、「思いが強い」のと字数が限られているためとおおめに見たい。しかし、模型写真ばかりで構成され、平面プランその他の情報が乏しいのが残念である。 |
■ものづくり部門 「二畳の茶室 幻曲庵」広島大学大学院 木戸口美幸 他8名
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講評:
伝統的な“和”のデザインである縦・横の格子を“ねじれ”させることによって、伝統と現代、和と洋を融合した「茶室空間の新しい可能性」を表せていると思います。細い木の連続は、清澄で儚い様をイメージさせると共に、自然との境界を消して調和していく姿にも思えます。ねじれた曲面はHPシェル(Hyperbolic Paraboloid Shell)の要素でもあり、かたちによる構造の可能性も秘めています。2008年から続くこのプロジェクトが更に進化し、新たな木の空間の発展につながっていくことを期待します。 |